つらつら、つらら。

 ただ、「消えてしまいたい」と思うことは、誰にでもあるのだと思っていたのです。

 「消えてしまいたい」と思ったことがない人は存在する。彼らから言わせてみれば、

「今まで親をはじめとする色んな人に迷惑をかけながら、ここまで生きてきたのに、君が自分の意思で消えてしまってはお世話になった人々へ失礼」であるらしい。

 子供のころ食べず嫌いをした時

「世界には飢えて死ぬ子供もいる」

と言ってしつけられた時に感じたのと似ている、論理の違和感。

 

 私の感情は、そんなに非力なものですか。私の感情を抑えつけて無きものにしようとするあなたも、自身の感情に従わされて、私の感情に干渉してるのではないですか。

 

 実際には消えてしまう決心が無くても「消えたい」って言ってもいいじゃないですか。自分の感傷に酔う時間くらい与えてくれてもいいじゃないですか。少しして、気が済んだらまた明るく笑ってやりますから。ね?